優れた技術も使い方を間違えれば

優れた技術は永年の課題であった諸問題を解決させ、人々の生活を豊かにさせます。筆者はドラマ「下町ロケット」は技術への情熱が感じられ、技術は人々の生活をより良いものにさせる事を語っております。
ただこの技術は方向を間違えると人々を一瞬に不幸にさせることもあります。先日名古屋市内で高性能爆薬や拳銃、覚醒剤を密造及び実験したことで元大学生が逮捕された事は記憶に新しいです。この事件ただの爆薬ではなくテロリストが使う殺傷力が極めて高い過酸化アセトン(TATP)や四硝酸エリスリトール(ETN)を密造した事でした。今回は事案が早期に発覚、警察が検挙しただけで良かったですが、この作り方はインターネット上で公開されており、化学や物理の知識があれば作れてしまう非常に恐ろしいものです。かつてオウム真理教による地下鉄サリン事件もありました。
「下町ロケット」はドラマの世界ですが、こちらは実話に近い内容です。一方爆薬密造事件はよく刑事ドラマでもありますが、これも現に起きております。「下町ロケット」技術は人々に夢や希望を与えさせるドラマですが、「爆薬密造」技術は一歩間違えればとんでもない方向に進む恐ろしさも実感させられました。

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