今年のハロウィンを振り返って

今年のハロウィンは例年よりも注目されました。
悪い意味でニュース沙汰になるほどです。渋谷にて今年は一部参加者による暴徒化して破壊や痴漢行為が目立ち史上最悪な状態になったことは記憶に新しいことだと思います。仮装行列も巨大化や奇抜化する事は勿論、ゴミの散乱も目立ちました。さらに自動車や設備などの破壊、痴漢、傷害事件など暴徒化し、渋谷の治安は一転して大混乱に陥りました。警察の方も大忙しで、渋谷区の区長もテレビインタビューで苦言を呈しているほどでした。来年からの対策に今から手を焼いているところです。このまま放置した場合、来年はさらにひどくなり”戦禍状態”になり、渋谷が焼け跡同然の状態になるのではないかと考えるだけでぞっとします。
この「ハロウィン騒動」と揶揄された今年のハロウィンは全国でそうなのかと思われますが、渋谷だけであり、他の地域はおとなしく執り行われておりました。不良のたまり場と長年悪評が高い川崎市では地域の努力により荘厳に執り行われました。2200人もの観客が参加、騒動や混乱などトラブルは一切なく整然と和気あいあいに執り行われました。まさに「平和のハロウィン」でしょう。
本来は秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すキリスト教の荘厳なる儀式であります。現代はアメリカにて民衆のお祭り行事として定着、カボチャの中身をくりぬいた「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、子供たちがお化けや魔法使いなどに変装して近所の家に訪ねてお菓子をもらったりする事です。これがいつのまにか「暴徒化する行事」になってしまったことはどこか履き違えているのではないでしょうか。平和なハロウィンこそ本当のハロウィンイベントではないでしょうか。