貸すも親切、貸さぬも親切

金融機関にお勤めの方にはご存知の言葉ですが、この言葉は信用金庫の父と言われた小原鐡五郎氏の名言です。

意味として「銀行は利息を得るためにお金を貸すが、我々は、先様の所にお役に立てる、喜ばれて感謝されて返ってくる生きたお金を貸すことである。たとえ担保や信用力は十分であっても投機や遊興費といった極めて不健全なるお金は貸さない。」ことを意味します。これは有用なお金であれば貸した先様の利益になるのは勿論のこと、社会全体の利益に繋がるものであり、これこそ社会に役立ち人様に喜ばれることでしょう。一方ギャンブル的な投機や遊興費は貸した先様においても分不相応なお金であり、身を苦しめ借金地獄に追いやる事につながります。貸した先様の利益を失うことは勿論、社会の利益も失うことでありこのようなお金は貸さないほうが良いことでしょう。

最近テレビCMなどで銀行や消費者金融のカードローンCMが賑わっております。総量規制が云われる中、これまでは消費者金融だけであったものが銀行まで広がりつつあります。本当に資金が必要な方ならともかく、投機や遊興費のための安易な借り入れは身を破滅する事に成り考えものです。

前の記事

スマホの進化

次の記事

CADオペの将来とは