週5日、8時間労働・・・果たしてどうなのか?

働き方改革が云われて久しくなりました。この働き方改革とは一億総活躍社会の実現を目指して、「長時間労働」「正社員と非正規の格差の是正」「生産性の向上」を高めていく事をいいます。筆者にとっては非常に良い考えですが、実際のところ社会に浸透しているのか?考えるとまだまだ相も変わらない状態である事が現実です。

弊社は就労支援A型事業所として基本的に1日4時間、週5日が基本と成ります。しかし愛知県の一般的な企業さまの求人は1日8時間、週5日が最低で、残業や休日出勤もついてまいります。弊社の就業時間とよく似た一般企業さまの求人も無いわけではありませんが、正直まだまだ少ないことが現状です。

この8時間、週5日労働は労働基準法で定められたもので、この基準は戦後すぐに生まれた今となっては古い基準です。当時としては斬新的な考えですが、今となっては「?」と思うばかりです。通信手段やテクノロジーの発展により効率的に仕事を進める事が当たり前になってきたこと、また機器導入の敷居が下がり在宅でも仕事ができるようになったこと、さらには今後浸透するであろう「AI」つまり「人工知能」がより仕事を効率化させること。今までの古い労働感も見直さなければならないと感じます。

勿論働きたい人は今までと同じく働けばよく、仕事より趣味や家庭を重視する人は在宅ワークなどをフルに活用して自分のペースで働くことが当たり前の社会。これこそが「真の働き方改革」でありますね。ここでは「正規社員」「非正規社員」の壁もない理想の社会像ではないのでしょうか!!

前の記事

不正乗車

次の記事

スマホの進化