北陸路 ラスト
北陸路もラストとなります。
ラストは金沢です。伝統と歴史のある街に北陸新幹線が開業、観光都市として世界的にも名だたる地位を得られました。
北陸の玄関とされる「金沢駅」北陸新幹線開業とともに作られた「鼓門」をくぐりそこは新旧交えた洗練なる美を感じる古の街!
早速バスに乗りまずはひがし茶屋街へ。ここは金沢三茶屋街の一つであり、昔ながらの風情のある街並みは心を癒されるものです。そこでは金箔をあしらえた金箔ソフトクリームを食しました。金箔の味はと言えば無味乾燥ののものでしたが雰囲気を味わうという意味では面白いではないかと、ちなみに食用金箔は工芸用のものとは全く異なります。安全性もクリアされており気軽に楽しめます。金沢に行かれるご予定のある方は是非ご賞味を!
次に金沢といえば兼六園。兼六園に隣接する「金沢城公園」こちらは明治14年火災により石川門と三十間長屋と鶴丸倉庫を残し消失されました。戦後の復元で二の丸御殿以外はほとんど復元されたものであります。復元には耐震性も考慮されており非常に困難な工事でした。それでも金沢城としての形はほぼ再現されており中も入ることができました。立派で丈夫な柱や梁、昨日、今日、明日と幾年過ぎても朽ちることない建築技術には改めて感動させられました。
次に兼六園、ここは岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三大名園として知られ、ミシュラン観光ガイドにも三つ星に指定される世界的にも評価が高い名園です。時は17世紀、加賀藩により金沢城外郭に造営された池泉式回遊庭園です。池や泉を基軸にして広大な庭園を時計回りにぐるりと廻る、今の季節は桜こそ散っておりますが新緑の美しさを感じさせるものです。殊に美しさを感じる雪の季節、桜の季節、そして紅葉の季節。この時期は兼六園の美をさらに引き立てるものでしょう。
金沢街歩きはクライマックスを迎え、最後は金沢21世紀美術館。ここは先ほどまでの伝統美とは相変る近未来の美です。近未来の様々なアートが展示され、中でも「スイミング・プール」ただのプールではなく水底からも水上からも鑑賞でき、水面からは水底に人がいる!水底からみた水面!錯覚を感じさせるアートです。何の変哲のないものでもよく見ると「アート」を感じさせる美術館でした。
最後は金沢名物、市場採りたての新鮮な海鮮丼に舌鼓を打ち、北陸路を後に無事名古屋へ。今日は夏の気候で疲れも増しました!!